曇時々雨

我が家は道からちょっと奥に入ったところに建っていて玄関までの部分、そこは前の持ち主の方が林を切り開いたので明るい陽が差す。家の裏は黒姫山へと続く森。草むらを少し下がったところに沢が流れていていつも水の音が聞こえる。それでここに住もうと決めた。紆余曲折あってここを見に来た時は理想のイメージと少し違った。森に囲まれてはいるけれど、バックホーが停まったままで、土が踏み固められた場所はぽっかりと草も生えてなくて工事現場みたいだった。伐採した木があちこちに山積みになっていて無残にさえ感じた。私はそういう「部分」を見過ぎてしまい、しっくりこなかったのだけど、勝郎さんはこの小さい古い家の良いところを見てた。引っ越してからはとにかく外回りを片付けて、沢をきれいにしたり、家の手直し、薪仕度などしてたらすぐ冬になった。やっと春が来た時にいろいろ種を蒔いてみた。たくさんの大きな切り株と切り株の間にしかスペースがなく、笹の根もすごかった。ご近所さんはたいがい里の方に畑を持っている。3回目の夏が過ぎていく。耕した所は、もじゃもじゃすぎる緑だ。去年よりも今年、きっと来年、、と土が少しずつ良くなっていくことを実感する。ひょろひょろとがんばる野菜の傍に、ここに居るべくして出てくる木の芽。元気な野草の姿、可憐で刈り取る気持ちになれない。この夏からうこたちがいる。種播きしたところを余すところなく脚で掻いてついばむ。来年は畑を借りて野菜はそこでたくさん作ることにしよう。果物の自給も大きな目標。そして時々は、生活スタイルの違う家族みんなで旅に出たい。

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by tamakisatake | 2015-08-23 12:45